男の子の初節句では、通常、鯉のぼりや五月人形などを用意して飾りつけを行います。
しかし、次男の場合も新たに節句の飾りを用意した方がいいのか悩みますよね。
長男の初節句では、鯉のぼりや鎧兜を用意されたご家庭が多いと思います。
でも次男の初節句となると、
・節句飾りの用意は誰がするのか
・飾る場所はどこにするのか
・両家の両親を招いてお祝いするべきなのか
など、気になることがたくさん出てきますよね。
一般的には、次男の初節句も両家の協力でお祝いすることが良く行われています。
また、次男だから節句人形を用意しなくてはならないわけではなく、
逆に、用意してはいけないということもありません。
ご家庭それぞれの考えで問題なく、
一人一つ節句飾りを用意したいなら次男にも五月人形を用意し、
必要ないなら兄弟で共有するとしても大丈夫です。
ちなみに私にも息子が二人いますが、
長男の時に大きな五月人形を用意したので、
次男のときは、小さな鯉のぼりの節句飾りを用意し、
サイズは異なりますが、一人一つずつで用意しました。
このように、必ずしも長男の時と同じように用意する必要はありません。
今回は、一般的に次男の初節句をどのようにお祝いしているのか、
調べてまとめましたので参考にしていただければ嬉しいです。
五月人形は次男も用意するべきか
もしも二人目の子供が一人目の子と異なる性別であれば、
節句の開催時期も異なりますから、それぞれの子に節句飾りを用意し、
新たに雛人形や鯉のぼり、五月人形を準備されると思います。
一方で、同性兄弟の場合は、
また新たに節句飾りが必要かというと、
必ずしも新たに節句飾りを用意する必要はありません。
もし上の子の初節句で用意した節句飾りがある場合は、
それを兄弟で共有し、下の子の初節句で共同で飾ることができます。
「五月人形や雛人形は一人につき一つ用意するべき」という言い回しもありますが、
実際にはひな人形が厄払いの役割を果たすものであり、
五月人形には該当しません。
元来、端午の節句は武家が行う行事であり、
鎧兜や鯉のぼりを飾ることで家族の男児の健康と出世を祈るものでした。
そのため、男の子が増えるごとに五月人形を用意する必要はなく、
兄弟で節句飾りを共有しても問題ありません。
節句飾りを兄弟で共有することの対する意見
節句飾りを兄弟で共有することは、完全に個人の選択によるところが大きいです。
兄弟で節句飾りを共有する場合、
名前旗は二人分用意したり、個別の小さな飾りを用意したりと、
それぞれの個性を反映させたりする場合が多いです。
一番重要なのは家族の中でのコミュニケーションです。
話し合いで互いの気持ちを尊重し合い、みんなが納得できるようにすることがポイントです。
ちなみに、兄弟で共有するかどうかは
次のポイントを考慮して決める方が多いです。
鯉のぼりや鎧兜、五月人形などの種類やサイズによっても選択が異なります。
大きなものであれば、場所を取るため、二つ並べることが難しいので、
兄弟で一つとして共有することも少なくありません。
小さいものであればそれぞれに、と購入することがあります。
家庭ごとに初節句に対する考え方や伝統が異なります。
絶対に一人一つはないとダメという考えもありますので、
親の意向や家族の価値観に従って共有するかどうかを決めることが重要です。
兄弟姉妹の仲が良く、共有することに賛成する場合や、
それぞれが自分の節句飾りを持つことを望む場合があります。
これを尊重することも重要です。
兄弟姉妹の年齢差があまりないと、
まだ兄姉側が共有することについて理解していないことが多いので
親の判断によるところが大きくなります。
大きくなって、自分のが欲しい!というようになったら、
小さい節句飾りを買い足してもいいと思います。
初節句で二人目のときもお祝いをするか
同性の兄弟姉妹の二人目の初節句において、
節句飾りを新たに用意しない場合でも、
初節句のお祝いをするのが一般的です。
これは二人目の男の子だけでなく、
三人目、四人目と続いても同様です。
親にとっては二人目の男の子の初節句でも、
お子さん本人にとっては初めての特別なイベントです。
子供が成長した後、
「兄の初節句は盛大にやったのに、俺の初節句は地味だった」
といった思いをさせてしまうのを避けるためにも、
上の子の初節句と同じようにお祝いすることがお勧めです。
写真もたくさん撮ってあげてくださいね。
初節句のお祝いは二人目の時も両家を招待するか
初節句のお祝いに実両親と義両親を招待するかどうかは、
長男の初節句での慣習に従うのが良いでしょう。
もし長男の初節句でご両家の両親を招待していた場合は、
次男の初節句も同様に招待し、
家族だけでお祝いする場合はそのまま進めると良いでしょう。
ただし、ご両親からの要望がある場合は別途話し合いを行い、
意向を尊重すると良いでしょう。
兄弟分の初節句には名前旗がおすすめ
特別な節句飾りを兄弟分用意する必要はないとしても、
次男に何か贈り物をすることは素敵なアイディアです。
すでに節句飾りがある場合は夫婦であえて追加はいらないだろうと思っていても、
親から「何か用意してあげなさい」と言われることもあります。
その場合には、既にある鎧兜や鯉のぼりと一緒に飾れる小さな贈り物がおすすめです。
小さな鯉のぼりや鎧兜、五月人形など様々なデザインがありますが、
個人的に一番おすすめなのは五月人形のそばに飾れる名前旗です。
サイズも手ごろで価格もリーズナブル、デザインも豊富です。
兄弟分用意して、ポンと置いてあげることで、
鎧兜や五月人形を飾るだけではなく、
「我が家の節句飾り!」という特別な思いが強まります。
節句飾りを兄弟で共有するとはいえ、
やはり自分の名前が入ったものがあると嬉しいものです。
私自身、幼い頃から雛人形を三姉妹で共有し、
母が手作りしたタペストリー(名前入り)を家中に飾っていましたが、
自分の名前が入ったものがあってとても嬉しかった記憶があります。
まとめ
鯉のぼりや鎧兜は、兄弟の人数分新たに用意する必要はありませんし、
ご夫婦で人数分飾る方が良いと考えるなら、それもOKです。
人数分用意するのが難しいようであれば
子どもにとって「自分だけの飾り」となるように、
小さなものでもいいので息子さんの名前が入った名前旗などを用意することも一つの手です。
新しく飾りを買う場合、誰が買うのかは特に決まりがありません。
長男のときは女親側が出したから、
次男のときは男親が買う、という場合もあれば、
実両親・義両親からいただいたお祝い金で夫婦で購入するケースもあります。
小さなものなら、ご夫婦で用意する方がトラブルになりにくいでしょう。
思い出に残る初節句になるよう、頑張ってくださいね。