就職してから迎える初めてのお正月、家族や親戚と集まる場では、
大人だけでなく子供たちとも交流する機会があるでしょう。
自分よりも幼い子供たちと会うと思うと、
「今まではお年玉をもらっていたけど、
お年玉は何歳から渡すようになるのだろう?」
「自分は甥っ子姪っ子にお年玉をあげる立場になるよね?」
と気になることが浮かびませんか?
お年玉をもらっていた立場のときは、
「大人になったらお年玉を渡す側になる」
と漠然と考えている人も多いと思います。
ですが、一般的に大人となる成人は20歳であるものの、
ほとんどの方がまだ学生だと思います。
親の扶養内にいる場合は自立した大人とは言いにくいですね。
就職して自分で収入を得られるようになった場合や、
学生時代にアルバイトをして既に大人の仲間入りを果たしていると思うのであれば、
お年玉を渡すべきかどうか考え込んでしまうこともあるでしょう。
結論としては、
就職して自分で収入を得られるようになったらお年玉を渡す
という方が多くなっています。
今回は、一般的にお年玉を渡す立場になるのは何歳からか、
甥姪にお年玉を渡すときのマナーや赤ちゃん相手での相場など
お年玉に関する疑問について調べてまとめましたのでご紹介いたします。
お年玉は何歳からあげる立場になるか
お年玉をあげる年齢には様々な基準があります。
成人としての20歳や、高校生になってアルバイトができるようになった時、
または自分の兄弟や友人が子供を持つまでなど、
人によって異なります。
明確な「何歳から」というルールは存在しないため、
一般的な意見としては、
自分で収入を得られるようになり、就職した後が最も一般的だとされています。
お年玉は何歳から甥姪にあげるか
お年玉を甥っこ姪っこに渡すタイミングは、
おおよそ次のようになります。
親や家庭の状況によっても異なるため、
具体的なケースに合わせて判断するとよいでしょう。
また、贈る際には相手の親御さんとも相談すると良いですね。
自分に子供がいて、赤ちゃんのときからもらっている場合は
もらったときに合わせて、自分も甥っ子姪っ子には赤ちゃんのときから
渡すのがいいと思います。
おおよそ3歳以上で、かつ何かしらのイベント(例: お正月、誕生日)がある場合にあげることが一般的です。
- 生後1歳まで:
お年玉は通常あげません。生まれたばかりの赤ちゃんにはまだ理解できないためです。 - 1歳から3歳まで:
この時期もまだお年玉は一般的ではありません。理解力が不足しているためです。 - 3歳から小学校低学年まで:
この頃からお年玉をあげることが増えてきます。 - 小学校低学年(6歳から9歳くらい):
小学校に入学し、少しずつお金や贈り物の意味が理解できるようになるため、ここからお年玉をあげることがよくあります。 - 小学校高学年以降:
小学校高学年以降は、お年玉をあげることが一般的です。
年齢によって相場が変わりますが、
基本的には10歳以上であればあげることが一般的です。
お年玉の入れ方などのマナー
お年玉を渡す際には、
ポチ袋への入れ方にも気を付けましょう。
ポイントと手順は次の通りです。
2. ポチ袋などに入れる
3. 袋に宛名と自分の名前を書く。
お札は肖像画が見える方を表にし、三つ折りにします。
硬貨は製造年が描かれている方が裏なので、
表側の図案が前になるように気を付けましょう。
宛名はきちんと確認しましょう。
渡す相手が小さなお子さんの場合はひらがなで書くことが多いですが、
読みも注意が必要です。
結婚している場合は夫婦で渡す形になりますので、
贈り主の名前は夫の名前を書くようにします。
袋の種類によって名前を書く位置が異なるため、気を付けてください。
【お年玉でNGな金額】お年玉に2000円はダメなのか
お年玉の金額には明確な決まりはなく、
個人の状況や考え方によります。
「2000円などの割り切れる数は縁起が悪いから良くない」と言われますが、
これはあくまで結婚のお祝いなどの場合です。
2000円はお年玉としては十分に一般的な金額で、
渡しても問題ありません。
一方で、4や9などの数字から始まる金額、
たとえば4,000円や9,000円などは
縁起が悪いとして避ける方が多いので、
やめておいた方が無難です。
【お年玉相場】赤ちゃんから年齢別
お年玉の相場は年齢によって異なりますが、
一般的な目安としては次の通りです。
– 小中学生:2,000円から3,000円
– 高校生:5,000円
ただし、これはあくまで相場であり、
自分の経済状況に合わせて変更しても構いません。
また、親戚内で金額を一律にしている場合もあります。
一度ご両親に確認してから包むようにすることをおすすめします。
小学校低学年以下には現金以外にお菓子やおもちゃも喜ばれます。
お年玉は気持ちのこもった贈り物であるため、
無理して高額にする必要はありません。
相手が「少ない」と不満を言っても気にしないでください。
(それは不満をいう方がおかしいですから無視しましょう)
お年玉を甥姪などに渡すときに気を付けるポイント
子供がもらったお年玉は、親が一括管理していることがあります。
お歳玉をあげるときは親がいるときに、子供に渡すようにしましょう。
これによって、親も渡されたことが分かりますので、
お礼を述べる機会も生まれます。
親のいないときに渡すと、親には渡したことが伝わっておらず、
「今年はもらってないのね」なんて思われてしまうことや、
「後からお年玉をもらったことを知った!もらったのにお礼を言えていない」
と親を焦らせてしまうことがありますので、
なるべくなら親のいる場であげましょう。
甥姪などお年玉をあげる子に兄弟が複数いる場合は、
まとめて渡しても良いし、
個別に一人ずつ渡しても構いません。
ただし、お年玉は「目上の者が目下の者に渡す」ものであるため、
例えば上司など自分より上の立場の方の子供にはお渡ししないようにしましょう。
そういったときに何かを渡す場合は、お年玉ではなく、
お菓子などの手土産として渡すことが好ましいです。
お年玉を渡す際は、必ず包むようにし、
むき出しでの渡し方は避けましょう。
少額の場合はポチ袋に入れても問題ありませんが、
ピン札を入れる際には変わりません。
繰り返しになりますが、お金を袋に入れるときは
お札は肖像画が見える方を表にし、三つ折りにします。
硬貨は製造年が描かれている方が裏なので、
表側の図案が前になるように気を付けましょう。
お年玉袋は一般的なものだけでなく、
可愛らしい・面白いものも利用できます。
とくに小さなお子さんには可愛らしいお年玉袋も喜ばれますので、
お好みに合わせて選んでみてくださいね♪
お年玉のまとめ
お年玉は、就職して自分でお金を稼げるようになってから渡すことが一般的です。
渡す際には、お札や硬貨の向きを揃えて袋に入れ、
袋の表裏には名前を書き忘れないようにしましょう。
お金を包む機会は多いので、覚えておくと便利です。
渡す際に一番大切なのは、相手が喜んでくれる気持ちです。
自分の無理のない範囲で気軽に渡していきましょう。