お子さんが初節句を迎えるとお祝いに食事会をされる方は多いですよね。
ただ現実的に自分が食事会を主宰する立場になったとき、
具体的にいつどこで、場所はホテルとお店はどっちがいいのか、
料理メニューのNGなどなど、気になることがたくさんありますよね。
結論から言うと、
明確にいつしなければならないということはありません。
今回は、私が姪の初節句 食事会に参加したときや
息子たちの初節句で食事会をしたときの経験を元に、
初節句のお食事会での基本的な流れやマナー、ポイントなどをお話しします。
初節句の食事会はいつ開催するか
初節句の食事会を開く時期は、
男の子の場合は5月5日前後
を目安に考えましょう。
それぞれの節句時期に合わせるのが一般的です。
ただし、必ずしも節句当日に食事会を行う必要はありません。
初節句前後を目安にして、参加者が都合の良い週末などに開催しても問題ありません。
とはいえ、赤ちゃんが初節句を迎えるタイミングは、
誕生日によって異なります。
生後半年以上が経っていればその時期に開催でいいと思いますが、
生後わずかな時期は赤ちゃんがデリケートな状態であり、
開催するか悩ましいところがありますよね。
また、ママの産後の回復もまだ十分でないことがあります。
なので、生後まもない赤ちゃんの初節句を祝う場合は、
赤ちゃんとママの体調を最優先に考え、
翌年にゆっくりと節句をお祝いしても問題ありません。
地域によっても異なりますが、
一般的には生後1ヵ月頃にお宮参りが済んでいるかどうかが判断の基準とされることが多いです。
実際、私の姪っ子たちは、1月と2月生まれで、
初節句が生後1か月未満と生後二カ月のときになるため、
その年は開催せず、翌年に延期して初節句のお祝いをしていました。
一番はみんなが楽しくお祝いできることなので、
厳密にこだわる必要はないと思います。
初節句のお祝い食事会で場所はホテルやお店も選択肢アリ
初節句のお祝いで食事会をする場合、
場所の選択肢としてホテルやお店もありです。
もちろん、自宅で開催するのもOKです。
どの場所で行うのがいいかは、
予算、人数、雰囲気の希望、アクセスなどにより異なります。
参考までにホテルとお店でのメリットについて
それぞれまとめました。
どちらの選択肢も、大切な初節句のお祝いを素敵な思い出にするための良い選択です。
予算や希望する雰囲気に合わせて、最適な場所を選んでください。
【初節句のお祝い食事会】ホテルで開催
1.雰囲気とサービス:
ホテルは一般的に格式があり、美しい内装や丁寧なサービスが期待できます。
お祝いの席に相応しい雰囲気を楽しむことができます。
2.個室の利用:
多くのホテルでは個室が用意されているため、
家族や友人たちとプライベートな空間でお祝いを楽しむことができます。
3.料理のバリエーション:
ホテルの料理は幅広いバリエーションがあり、
高品質な料理を楽しむことができます。
【初節句のお祝い食事会】お店で開催
1.リーズナブルな予算:
一般的に、ホテルよりもお店での食事会の方が
リーズナブルな予算で済むことがあります。
2.アットホームな雰囲気:
お店はアットホームな雰囲気があり、
くつろいだ雰囲気でお祝いを楽しむことができます。
3.専門のお店:
季節やテーマに合わせた専門のお店を選ぶこともできます。
例えば、日本料理やフレンチなど、好みに応じて選択できます。
初節句のお祝い食事会での服装
初節句の食事会で着ていく服装は
一般的にはフォーマルで清潔感があり、
祝いの席に相応しいものが好まれます。
一般的なガイドラインは次の通りですが、
場の雰囲気や会場によって必ずしも子の通りとは限りません。
ちなみに私の息子たちのときはおしゃれなイタリアンで
私は青いワンピース、夫はスーツ、
こどもはスーツ風のロンパースでした。
【男性】
1.スーツやジャケット:
ビジネスカジュアル以上の服装が好まれます。スーツやジャケットを着用すると、より格式高く見えます。
2.シャツとネクタイ:
カジュアルすぎず、堅苦しくもない、シャツとネクタイの組み合わせが適しています。
3.革靴:
フォーマルな雰囲気を演出するために、革靴が適しています。
女性
1.ドレスやスカートスーツ:
ドレスやスカートスーツなど、きちんとした装いが良いです。
明るい色や柄も季節感を出すのに適しています。
2.控えめなアクセサリー:
贅沢なアクセサリーよりも、控えめなものが適しています。
特に赤ちゃんに触れる機会がある場合、飾り過ぎないようにしましょう。
3.ヒールのある靴:
ヒールがある靴が、より上品な印象を与えます。
子供
着物やおしゃれな洋服:
もしできるだけ、子供にも特別感のある着こなしを選んであげましょう。
着物やおしゃれな洋服が一般的です。
初節句のお祝い食事会で選ぶ料理のメニュー
食事会での料理は、家族や友人たちが楽しむことができ、
お祝いの雰囲気に合ったものが理想的です。
料理を選ぶ際のポイントをまとめました。
- 節句にちなんだメニュー:
季節や行事に合わせた伝統的なメニューが良いでしょう。
例えば、桃の節句であれば桃を使った料理や、こいのぼりの形をした飾り刺身などが考えられます。 - 参加する家族や親戚の好みを考慮:
お祝いの席では、家族や親戚が好む料理を取り入れると良いです。
特に赤ちゃんがいる場合は、食べやすく、優しい味付けの料理が重要です。 - バラエティ豊かな料理:
メニューには主菜だけでなく、副菜やデザートも取り入れ、バラエティ豊かな料理を楽しめるように工夫しましょう。 - 季節の食材を活かす:
季節によって異なる旬の食材を活かしたメニューを選ぶと、新鮮で美味しい料理が楽しめます。例えば、新鮮な刺身やサシの良い寿司ネタを使った盛り合わせは、豪華で特別感があります。
初節句の食事会は誰が払うか
初節句の食事会の支払いは、
招待者が負担することが一般的です。
つまり、初節句を祝う家族が主催者として招待したなら、
その費用は主催者が負担します。
これは、お祝いの場を設けること自体が主催者によるものであり、
ゲストはそのお祝いに参加する形となるためです。
ですので、基本的には初節句の食事会においては、
お祝いをする側が会計を負担することが一般的な慣習です。
ただ、特別な事情や約束がある場合は異なることもあります。
初節句の食事会の流れ
初節句でのお祝い食事会は、どのように進行したらいいかというと
結婚する際の顔合わせや職場の歓送迎会などと基本の進行は似ています。
フォーマルにするなら、招待客の決定・席順の決定の他に、案内状の送付といった事前準備が必要です。
そして当日は次のような流れで進めるのが一般的です。
2. 主催者の挨拶と報告
3. 乾杯
4. 締めの挨拶
5. 解散
6. (主催者はお見送りとお礼の挨拶をする)
ただし、この進行のままだと堅苦しい雰囲気になりがちです。
もし両家両親やご夫婦それぞれのご兄弟までが参加されていて
非常に身近な会になるのであれば、
途中を省いて以下のように進めることもできます。
2. 主催者の挨拶(子供の近況報告と乾杯も兼ねる)
3. 締めの挨拶
4. 解散
最低限、乾杯と締めの挨拶を行えば問題ありません。
食事会の参加者が両親や兄弟だけであれば、
気負わずに普段の雰囲気で進めることができます。
例えば、私の姪の初節句では、妹一家、両親と私、義弟の両親と兄弟が参加し、
乾杯と締めの挨拶だけで、とてもフランクな雰囲気で進行しました。
自宅で開催する際は、食事の際に節句飾りを見せることができ、
また、席順を気にせずに済むのでおすすめです。
ただし、お互いに気を使って席が埋まらないよう、適度な誘導を心がけましょう。
【初節句のお祝い食事会】案内状の送付はシンプルでOK
「案内状の送付」は、事前の準備の一環として、
「日程」「場所」が伝われば、メールやLINEなどでの連絡でも問題ありません。
ただし、レストランなどで堅苦しく開催する場合は、
しっかりとした案内状が良いかもしれません。
いずれにせよ、「主催者から招待客への開催に関する連絡」は重要です。
主催者は子供のご両親、またはあなた方となります。
誤って親同士が連絡を取り違えないよう、注意が必要です。
【初節句のお祝い食事会】引出物は必要か
引出物の用意は、「ご自宅に招いた際に手土産を渡す」というマナーに従うべきです。
初節句のお祝いをいただいたお礼は、食事会を開いてのおもてなしで充分ですので、
引出物は必須ではありません。
ごく親しい相手に対しては、内輪の会なので手土産を用意しないこともよくあります。
私の場合も、妹一家から手土産をいただいていませんでした。
とはいえ、十分なおもてなしを受けたと感じていますし、
後日食事会の写真もたくさんいただきました(^_^)
ただ、食事だけでは心苦しいと感じる方にとって、
引出物でお礼を兼ねることもあります。
気になる方は、シンプルな季節のお菓子や銘菓で構いません。
また、当日の写真をフォトフレームに入れて贈るのも、
喜ばれるアイディアです。
初節句の食事会で乾杯や締めの挨拶は誰がするか
通常、子供の父親が行うことが一般的です。
ただし、乾杯に関しては父親以外にも祖父母や兄弟が担当する場合もあります。
また、父親でなく母親が乾杯をすることもあります。
私の姪の場合は義弟の父親が乾杯を担当しました。
厳格な決まりはないため、参加者にお願いすることもできますし、
ご自身でされても問題ありません。
ただし、食事会の参加者でフォーマルな雰囲気を好まれる場合は、
年長者にお願いすることが一般的かもしれません。
もしご家庭において異なる挨拶の形式を望む方がいらっしゃる場合は、
事前に相談しておくと良いでしょう。
もし父親や母親以外の方が挨拶をされる場合は、
当日ではなく事前にお願いすると良いです。
頼まれた方もすぐに言葉が浮かばないことがあるかもしれませんので、
余裕を持ってお伝えすることが重要です。
始めの挨拶でのポイント
食事会の冒頭で、参加者に感謝の意を述べると共に、
これまでいただいた祝電やお手紙、贈り物などを紹介し、
感謝の気持ちを伝えると良いです。
挨拶の内容が改まっている場合は、
時候の挨拶、祝いの披露と紹介、子供の近況報告、
そしてお越しいただいた感謝の言葉といった流れが良いでしょう。
ただし、長く感じる場合は、参加者によって簡潔にすることもできます。
例えば、子供の名前や成長に触れつつ、簡潔な感謝の言葉を述べるだけでも十分です。
締めの挨拶でのポイント
食事会の終わりでは、いらしてくださった参加者に対して感謝の気持ちを忘れずに伝えましょう。
また、これからも子供の成長を見守っていてほしい旨を伝えることも良いでしょう。
心をこめて挨拶すれば、気持ちがしっかりと伝わります。
もしもっともっと簡潔な挨拶が良いと感じる場合は、
参加者への感謝や、これからも協力していただけることを伝えるだけでも十分です。
まとめ
初節句の準備は大変かもしれませんが、
事前に準備しておけばほとんどのことはうまく対処できるでしょう。
話す中で少し緊張しても、参加者は皆知った顔ですし
、全く問題ありません。挨拶の不安がある場合は、
あらかじめ紙に書いておき、読み上げるのも良い方法です。
それが一生懸命な準備の成果として理解されます。
笑顔あふれる初節句になることをお祈りしています。